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パラレルです。なにをトチ狂ったか、たぶん連載・・・・
でも、不定期、しかも一話完結(?)系
さらに言うならパラレル!!しかもファンタジー!!!・・・・というわけで
苦手な人はまわれ右してください(土下座)
大丈夫という方だけ・・・・どうぞ
せ、責任は一切負いません(脱兎)
最初ソレをに見つけたとき、
まるで儚い雪の一片のように、今にも消えそうになりつつも
この闇の中で、確かに息づき、存在していた
「・・・・・一体、なんの嫌がらせだ?」
目の前で淡い光を放つ存在を眺めつつ、皮肉を口にする
このままここに放置しておけば自然と朽ちるであろう存在
それだけここの『空気』は目の前の光にとっては毒に等しいく
『光』とこの場所が相反するものだという確たる証(あかし)
ぜぇ・・・ぜぇ・・・・と息を荒くする光をじっと眺める
捨て置けば、自然と消えていく
誰かが手を差し伸べなければ、この『光』はここでは生きていけない
毒気に当てられ朽ちるか、それとも獣の餌になるか
どちらが先でもおかしくはない
「・・・・・上もなかなかにえげつないことをする」
まだたいして力の無いコレを堕とすとは・・・
それとも、それだけの『大罪』をコレは犯したということなのか
「・・・それにしては、あまりにも穢れが無さ過ぎるか」
徐々に消えつつある光
このまま消えていくのを眺めていても良かったが
それよりもさらに面白そうなことを思いつきそっと口角を上げた
「・・・・・・お前、生きたいか?」
「・・・・・・?」
光がぼんやりと自分へと意識を向けたことがわかる
どうやらまだ反応できるほどの自我は残っているらしい
ここで、それすらなければ勝手に朽ちるまでと思ったが
どうやらそうはならないですんだようだな、とひっそりと嗤った
「生きたいのか、と聞いている」
「・・・・いき・・・・る・・・・?」
「あぁ、生きたいなら・・・・手を貸してやろう」
俺の言葉に光がさらに、わずかながら反応を示した
もう姿もおぼろげになりつつも、必死に俺を見上げる光に
俺は、ゆっくりと手を差し伸べた
「・・・・・さぁ、どうする?」
俺の問いに、光はわずかに逡巡する様子を見せたものの
おずおずと、か細い腕を伸ばし、俺の手に触れた
瞬間、暗くよどんだ世界から守るように、俺は自分の羽織っていたマントで光をつつみこんだ
包み込んだ光は思った以上に小さく、細く・・・まさに息絶える寸前だった
内心「ギリギリか」と苦笑を浮かべながら、俺は光をさらに強く包みこみ
自分の根城へと運びこんだ・・・・
「・・・・・・・・・お前らが落したものだ、俺がどうしようと勝手にさせてもらうさ」
天高く、自分たちを見下ろすいけ好かない<神>と名乗る連中にボソリと呟いた
その後、そう時間をたたずに
地下深く、魔族魔物の頂点に立つ<魔王>が
美しい純白の羽を持つ天使の女を拾ったという噂がまことしやかに広まっていった
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